田植え

農楽塾の行事、農業体験の一環として田植えをおこないました。

日時 平成19年5月12日(土曜)〜13日(日曜)
日程
5月12日 15:00〜  うどん打ち
いわなの郷・体験交流館にて
材料費:500円
5月13日 朝8時〜昼頃まで田植え

田植え タラの芽採り

田植え前 苗 田植え準備

今年は春先の気温が低く、育苗中に5度以下の日が2回もありました。農家の方に伺うと、「今年は苗の育ちが遅い」「よくない」という嘆きの声が多かったのですが、農楽塾の苗はまったく問題なく成長していました。

秋元美誉(よしたか)塾長の話では、「苗を育成する際、毎日気温を測定し、調整を行うことが大切。育苗のハウス内気温をていねいに調整することで遅れることなく育てることができる」とのこと。

苗について……
4月8日−1600箱の苗箱に種が蒔かれました。稲は3日で芽を出します。この後、通常の農法では15〜20日育成した苗を田植えするのですが、この場合、種は厚く蒔かれています。特別栽培を行う場合、種は通常より少なく蒔き、分けつのよい、茎の丈夫な苗にするそうです。今回の苗は40日育成した「中苗」と呼ばれる状態で、すでに葉が3枚ついています。(通常の苗は葉が2枚の状態で田植え)

苗をよく見ると、分けつが始まっています。これを2〜3本つまんで田へ植えつけるわけです。

秋元塾長「無農薬の田んぼの土をみんなに見てもらいたい。しろかきしたとき、土の溶け方がぜんぜん違う。トラクターのタイヤが通っただけで、さーっと土が溶けていく感じだな。泥になったときも、なめっこさが違う。田植えのとき、田んぼにハダシで入ると、違いがよくわかる。」
田植え 田植え 田植え

田んぼに足を入れるときは気合い! 最初に苗を投げ入れて、拾いながら植えていきます。足りなくなると、土手から苗を投げてもらうのですが、ストライクよりボールの方が多いかも。
田植え 田植え 田植え

メジャーの線に沿って、どんどん作業が進みます。ななめになった田んぼなので、だんだん幅が狭くなって、あとちょっとで終わり。田んぼの端はカモの小屋用に空けておきます。
田植え トラックにのって トラックにのって

子どもたちに人気の農業体験第一位は、「トラックに乗る」ことだとか。大人も童心にかえって、乗り込みます。牛の気分をちょっぴり体験。
たらのめ タラの芽採り タラの芽

たらの芽畑で、大きなタラの芽を袋いっぱいにとりました。大きくなったものも、おひたしや天ぷらでおいしく食べられます。
たらのめ タラの芽採り タラの芽

たらの芽採りにあきた子どもたちは、大きな木に登りはじめました。うまれたばかりの子牛やアイガモも、特別栽培にはかかせない存在です。