小正月・だんごさし

団子刺しで五穀豊穣を祈る

団子刺し1月15日は小正月。小正月の前日、14日に餅をつき、餅を小さく丸めた団子を木の枝に刺して、団子刺しを行います。


団子刺しの土台

餅をさす土台は、ミズキの木です。小正月前に山に入って木を切ってきます。適当な台をつければ飾りの土台ができあがります。 春先などに山で良い木に目をつけておき、仕事のついでに形を整えておいたりもします。

十日戎(えびす)の縁起物も下げて

みずきの枝に団子を刺す

最中の皮に似た材質の縁起物を枝にさげます。縁起物は十日夷(とおかえびす)の市で求めてきたものです。大判や様々な縁起物の形をしています。ついた餅を小さく切って、枝の先につけていきます。

へやいっぱいに広がった団子刺しの飾り

団子刺し

座敷いっぱいの大きなミズキに餅をさします。倒れないように木を太い木にくくりつけています。これだけ大きいとハシゴをつかって飾り付けるようになります。

団子刺しでつけた餅は、2月の「初午(はつうま)」の日に、油で揚げて食べます。平成17年は、2月3日になります。